2008年7月 4日 (金)

無意識のうちに我々は遺伝子組換食品を食べている!!

昨晩のWBS(ワールドビジネスサテライト、BSジャパン、テレビ東京系)の特集はかなりショッキングだった。昨年輸入された430万トンの大豆のうち、70%が遺伝子組換のものであったそうだ。そして現在、スナック菓子や、豆腐、みそについては遺伝子組換食品の表示義務があるのに対して、食用油や醤油については表示義務がないらしい。

具体的に言うと、遺伝子組換原料が5%未満だと、表示義務がないことになり、その範囲内で我々はBMO(Genetically Modified Organismの略、遺伝子組換作物の意味)が含まれる食品を無意識に口にしている可能性が極めて高いのである。番組では、さいたま市にある農林水産消費安全技術センターを取材し、「遺伝子組換大豆不使用」と表示されている5種類の豆腐中、2種類にBMO使用の可能性が否定出来ないという検査結果が明らかになった。

BMOが5%未満の食品については、表示義務が無い理由から、結果としてそれらは国内市場に流通しているわけで、我々は間違いなく、これらの食品を合法的な流通過程を経て口にしていることになる。WBSのアンケートによれば、「遺伝子組換」の表示があった場合、約7割の人が購入しないと応えたのに対して、食用油の大半がBMOによって作られていることを知らない人がやはり7割いたそうだ。

現状では、NON-BMO作物(非遺伝子組換作物)は希少であり、コスト高であることから、今後、BMO使用の食品は増えるに違いないと見られている。実際に甘味料としてコーンスターチを使用している飲料メーカーなどは、BMOのコーンスターチを使用する検討を既に始めているということだ。

繰り返しになるが、使用割合が5%未満であれば、BMO食品は日本では表示の義務がなく、合法なのである。それを我々は納得して摂取しているか、否か、この違いは極めて大きい。もう少しBMOの基準を精査し、国民的なコンセンサスを経ないと、近い将来に混乱を起こす可能性は極めて高いと言える。

ワールドビジネスサテライト(テレビ東京)

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2008年7月 1日 (火)

ため息が漏れてしまう鹿児島県知事選挙

鹿児島県知事選挙は6月26日に告示され、7月13日が投票日となった。現職知事が出馬を表明した他は、共産党の女性立候補者が唯一の対抗候補となっている。

それにしても民主党にはガッカリした。現職で官僚出身者の伊藤氏に相乗りするかたちで、独自候補を擁立していないのだ。これってどういうんだろう。さすがに伊藤氏は無所属での立候補を表明しているが、この人はガチガチの保守的な人物で、官僚的な手堅さだけが目立ち、人物として全く面白みがないのだ。

アメリカの大統領選挙におけるオバマ氏とクリントン氏の攻防は本当に面白かった。アメリカ初の黒人候補か、アメリカ初の女性候補かという流れは、他国民にとっても興味深い選挙戦となった。

確か日本の民主党もリベラルを標榜する左派系政党だったんじゃないの?正直、伊藤さんは私好きじゃないのよ。むやみやたらに、竹中平蔵みたいにENGLISH使って、超低次元なレベルで自己陶酔に浸っているし、要するに話しの内容が日本語になっていないわけ!あの〜、ルー大柴のENGLISHは彼の芸風なの。伊藤さん、あなた真顔でENGLISH使っているでしょ?

独自候補を擁立しないで、伊藤氏支持に回るその軽卒な態度が、やはり一般人に「民主党はあかん!」という定着したイメージを植え付けているのよ。川内博史君、君が立候補すれば良かったのに。リベラルと言いつつ、堅実な方策しかとらないのね、君等民主党は。楽してるよ!

共産党の立候補者、祝迫さんには申し訳ないが、今度の知事選、投票率40%切ると思いますよ。

08県知事選 伊藤知事の難解カタカナ語 大丈夫?「分からん」の声も(南日本新聞)

過去の記事
後手後手にまわりすぎる鹿児島県伊藤知事(発見・鹿児島!blog)
長いものに巻かれた鹿県伊藤知事(発見・鹿児島!blog)

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2008年6月25日 (水)

天璋院篤姫(4)

篤姫も25話を数え、1/2が終了した。視聴率も20%ラインを堅持し、絶好調のようだ。ビデオリサーチ の数字は関東地区の総合テレビのデータであり、BS視聴者の数字を上積みすると、もう少し高い数値が出るのではないだろうか。

高畑淳子扮する「本寿院」は、どうもネアカ過ぎて、こちらが予想する陰湿な嫁姑のバトルからすると、あまりにも衝突があっさりと進んでしまうので、意外である。「まるで嫁をいじめているようだ」とぼやく本寿院の一言がこれまた可笑しく思えた。

「翔ぶが如く」と比べると、ホームドラマチックなテイストが女性の視聴者を惹き付けている「篤姫」の方に視聴率で分があるのも納得できる。「翔ぶが如く」は、とにかく流血シーンが多かった。寺田屋事件では、本物そっくりな寺田屋のセットを作り、薩摩藩尊王派の有馬新七(内藤剛志)等を、同じく薩摩藩の大山綱良(蟹江敬三)等、鎮撫の使者が粛清するという、陰惨極まりないシーンがあった。

「篤姫」では有馬新七役は「的場浩司」がしっかりとキャストされているところをみると、「寺田屋事件」を素通りすることはないのかもしれない。ただ視聴率を気にすると、あまり残酷な流血シーンは敬遠したい思惑が働くのだろうか。

Teradaya
伏見、寺田屋にて

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2008年6月17日 (火)

夏の流れ

丸山健二の「夏の流れ」はショッキングな小説であった。死刑執行に立ち会う刑務官の生々しい一日の仕事の様子と、非番の時に家族と釣りに興じる全く平凡な日常とをコントラストに描き出し、その対比がより一層物語の緊張感を増幅させる希有の作品であった。作者は昭和41年、弱冠23歳で最年少(当時)の芥川賞受賞者となっている。

過去に、法務大臣に任命されて、自己の人生観から、死刑執行の同意書にサインをすることを拒む人が何人かいた。これは職務の懈怠という他ない。法務大臣の同意書へのサインは、裁判所によって判決が確定している事情に沿ったものであり、それはあくまで事務的な手続きによるわけで、サインを拒否する事自体あっては成らない行為である。法務大臣になる以上、職務内容は理解している筈で、己の価値観が同意書へのサインを拒絶するというのなら、大臣への就任を固辞すべきだったのである。

死刑制度の廃止という政策論と、現行法での死刑執行に対する批判は、峻別しなければならない。刑の執行は国家の威信に関わる問題であり、諸外国の事例を挙げて、執行そのものを批判することは論理的ではない。

ただ、秋葉原で起こった殺人事件を考えた場合、死刑の存在が犯罪の抑止力に繋がるという論理は、説得力がないようだ。一般人の想像を超えた境遇に押し込められた人物にとって、もはや極刑の存在は自己の行為に歯止めをかける防波堤の役割を果たすものではない。

宮崎勤の事件はよく憶えている。全く極悪非道な犯罪であった。しかし犯罪の発生から刑の執行に至まで20年の歳月が流れたというのは、どう考えるべきなのだろうか。私の中では制度の廃止の是非については、結論は出ていない。しかしながら国民の大多数が制度の存続を是認している。無論簡単に答を出せる問題でもない。

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2008年6月14日 (土)

癌を増殖させるタンパク質

癌の中には、体内で活動を停止している癌を呼び起こすタンパク質を作り出す種類がある。この発見は、研究者が体内での癌の転移を理解し、それを防ぐための研究の手助けになる。

この研究は、死の危険性著しい癌患者の症例において、分泌性糖タンパク質(Osteopontin、OPN)と呼ばれる高タンパク質の説明の可能性を導くものとなる。研究者は、癌撲滅のための手段として、このタンパク質を防御する薬の開発に取り組んでいる。

癌で死亡する患者の場合、そのほとんどは原発腫瘍(primary tumour)と呼ばれる初期段階の癌によるものではなく、癌が他の部位に転移することによるものである。転移の過程の重大さは明らかであるが、体内で進行する癌の転移を阻む有力な治療法は未だ無い。

ホワイトヘッド研究所のロバート・ワインバーグの下で、マクアリスター研究員等は、ハツカネズミに2種類の癌細胞を移植した。一番目は教唆腫瘍(instigator tumour)と名付けた。それは研究所で培養された急成長著しい乳癌細胞で作られていた。さらに応答細胞(responder cells)と呼ばれる他の癌細胞を注入した。こちらはゆっくり成長し、転移は稀なものであった。

そして教唆腫瘍の存在が応答細胞の著しい成長の要因になていることが判明した。教唆腫瘍が存在しない場合に比べて、転移性腫瘍の数が9倍になることが分かったのである。それは結腸癌細胞を使用しても同様の結果になった。

その後の分析から、分泌性糖タンパク質(OPN)がこの教唆的結果には重要であることが分かった。他の研究者は癌の増殖を監視するバイオマーカー(指標)として、分泌性糖タンパク質を開発している。また分泌性糖タンパク質の増加は、乳癌や前立腺癌を含め、癌による死亡率の増加の可能性に密接に関係している。

Cancer reveals cruel trick(www.nature.com)

Bluesky_2
写真と文章は関係ありません。

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«母よ、汝の娘を救いたまえ。