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2005年5月23日 (月)

知らぬは一生の恥

岩波新書から出ている堀井令以知さんの「ことばの由来」という本が面白い。

「のたうちまわる」のノタとは、ヌタが変化したもので、これは本来、「湿地」を意味することばである。ニタともいう。(中略)猪が草の上や泥土の中などに寝転ぶことが「ぬたうつ」である。熱くなった体温を冷やすため、また、虻や蚊に食われないためという。ヌタウツ猪の様子から、苦しみもがくことをノタウツというようになった。(堀井令以知著「ことばの由来」75頁より)

前のブログで藺牟田池を紹介したのだが、それに関連して偶然面白い記述を同じ本の中に見つけた。

湿地や沼田を九州の各地でムタという。牟田の漢字を当てているが、ノタやヌタと無関係ではあるまい。(堀井令以知著「ことばの由来」76頁より)

確かに九州には牟田という地名や姓が多い。福岡県には大牟田市がある。西鉄に八丁牟田という名の駅があるらしい。牟田さんという姓はよく耳にする。佐賀県には前牟田という地名があり、熊本にも新牟田という地名があるようだ。鹿児島でも草牟田という地名があるし、姓にしても牟田、西牟田などがある。

藺牟田池であるが、藺はイグサのことである。牟田は当然湿地や沼を意味する。そうすると文字通りイグサの生える沼ないし湿地ということであろうか。

余りにも身近な名前のために、深く探求する事もなかった。

まさに知らぬは一生の恥である。

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