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2008年10月27日 (月)

天高く馬越ゆる秋?

「取りつく島もない」を「取りつく暇もない」とか、「天高く馬肥ゆる秋」を「天高く馬越ゆる秋」という風にと、慣用句を間違って覚えることは誰しもあること。まっ、あの向田邦子さんだって、「荒城の月」の歌詞を「巡る盃」じゃなく「眠る盃」と覚えてしまった、と自身のエッセイで述べているくらいだ。

鹿児島では、先週は遥か遠くに入道雲を目撃するくらい暑かったのだが、週末に雨が降り、すると今週はとても爽やかな朝を迎えた。空に眼を向けると、天高く、いわし雲が気流に乗って緩やかに流れており、やっと本物の秋が来たんだなと実感した。

鹿児島の冬は暖かい。それは鹿児島を離れ、そして再び帰ってきて気付いたことだ。ほどほどの寒さの中で入る温泉も格別だ。しかも鹿児島市内の銭湯は、ほとんど天然の温泉だ。そして夜風が冷たく感じると、お湯割りの芋焼酎が恋しくなるのよ、たまらなく。(*^-^)


Akinosora2

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2008年10月23日 (木)

黒澤明監督へのオマージュ

今年は黒澤明監督没後10年ということで、NHKが監督の全30作を放映している。先日も私の大好きな作品のひとつ「天国と地獄」を堪能した。営利誘拐の犯人が手に入れた現金入りのバッグには仕掛けがしてあり、バッグを燃やすとピンク色の煙が立つのである。そして遥か高台にある被害者の豪邸からピンク色の煙が立ち上っているのが目撃された。モノクロ映像の中にピンクの煙である。

この手法は、スピルバーグ監督の「シンドラーのリスト」でも再現された。モノクロ映像の中に女の子の服だけが赤く浮び上がるのである。尊敬してやまない黒澤明監督へのスピルバーグ氏のオマージュなのだろう。まだまだ後期の大作の放送予定があり、楽しみである。


Enfant

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2008年10月16日 (木)

ガソリンを安く買おう!part3

石油情報センターの調査によれば、レギュラーガソリンの店頭価格が10週連続で下がり、全国平均で161.6円となったそうだ。ちなみにいつも私が給油するセルフスタンドの価格は@150円となっていた。昨年の暮れに同じスタンドで入れたときは@145だったので、もう少し下がることを期待したい。

それにしても鹿児島県内の価格は高い。おまけに鹿児島市内では相変わらず小売価格を店頭に表示してないスタンドが目立つ。過当競争を避けたい狙いは理解できなくもないが、客だって馬鹿じゃないから、あの手この手を使って安いところでしか給油しない。

市街地では、信号機によって車の走行がコントロールされているため、スピードを出しても到着時間はそれほど変わらない。そんな当たり前なことにようやく気付くようになった。省エネなんて、個々の人間の利己心に訴えたほうが、やはり効果があるようだ。

一般小売価格(石油情報センター)
ガソリン価格比較サイト gogo.gs 一番安いガソリンスタンドはここ!

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2008年10月15日 (水)

好機を逸した民主党

日中、カーラジオで参議院予算委員会の質疑を聴いていた。民主党の石井一議員が、雑誌で麻生総理が国会の解散を明言したことについて、「解散を明言した以上、さっさと解散しろ。」と声を荒げていた。それに対して総理は、「解散の時期について野党からとやかく言われる筋合いではない。解散権は総理大臣の専権事項である。」と応えていた。

民主党は明らかに焦っているようだ。安倍、福田の元職及び前職の総理が任期途中で職務を投げ出したため、自民党に対する国民的不信感に乗じて、衆議院の解散に持ち込み、政権奪取を目論んでいたのだが、福田退陣後の麻生総理の評判がかなり良かったため、またサブプライム問題に端を発した世界的金融不安という難題に直面し、国会の解散よりも金融不安の払拭が先決という世論の趨勢もあり、国民の意識は「解散への流れ」からかなり遠のいている。

それにしても石井議員の質問のやり方には呆れる。「さっさと解散しろ」と、まるでヤクザが一般人を恫喝しているようだ。メディアを前にして、品性もへったくれもない挑発的な論戦を張るのは情けない。こういう場合、メディア対策として発言の内容を吟味するコーディネーターはいないのだろうか?いないとしたら、民主党って本当にアホなのだろうか。

世論とは虚ろなものだ。これほど不安材料が散乱しているご時世にあって、「国会を解散しろ」とは国民の不安を煽っているようにも思える。国民の多数が諸手を挙げて民主党を支持しているわけではない。それは最近の世論調査の結果を見ても明らかだ。衆議院選で民主党に投票するほど、こんな危険な賭けもない。彼らには政権党としての実績がないからだ。世論の動向を読めない民主党。運も悪いし、実力もないし。

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2008年10月 9日 (木)

南部博士はアメリカ人だってさ!!

"An American and two Japanese physicists on Tuesday won the Nobel Prize in Physics for their work exploring the hidden symmetries among elementary particles that are the deepest constituents of nature."「1人のアメリカ人と2人の日本人の物理学者が火曜日にノーベル物理学賞を受賞した。受賞理由は自然界の最も深淵な要素である素粒子中の「隠れた対称性」を突き止めたことである。」原文はThe New York Times10月7日付電子版Science欄の"Three Physicists Share Nobel Prize"からの引用である。

1人のアメリカ人とは南部陽一郎博士のことである。博士は1970年にアメリカに帰化しているから、ニューヨークタイムズの記述は間違いではない。南部博士の業績の説明を最初にしているのも、研究の進展の歴史から見て、妥当かもしれない。しかしはっきり言って気に入らない。

アメリカってこういうことが多い。ノイマン型コンピュータを発案した天才数学者、フォン・ノイマンはハンガリー出身だし、アメリカのサターンロケットの開発は、フォン・ブラウン等亡命ドイツ人の業績だし、アメリカの原子爆弾開発計画(いわゆるマンハッタン計画)のリーダーはドイツ系ユダヤ移民の子、オッペンハイマーだし。

突き詰めてしまえば、アメリカは移民の国であり、人種のるつぼであり、日本のように土着の人間が多い国の観点からすれば奇妙なところなのだが、実際に南部博士の例を目の当たりにしてしまうと、かなりムッとくる。そのうちイチローが次々に大リーグ記録を塗り替えても、将来彼がアメリカに帰化してしまえば、アメリカ人の業績ってことになるわけ?そ〜なの、ハーバード大出身のアイルランド系(恐らく)のパックン?(# ̄З ̄)
それって、千葉や埼玉の人が「東京から来ました」って言うパターンに似てない?かなり違うって?

Three Physicists Share Nobel Prize(from The New York Times)

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2008年10月 5日 (日)

A-Z川辺店内のラーメンは本当に美味しかった!

先日、カンブリア宮殿(テレビ東京/BSジャパン)に阿久根のA-Zスーパーセンターの牧尾社長が出演されていた。阿久根の国道3号線沿いに突然現れるあの巨大スーパーである。東京ドーム3.5個分の敷地で24時間営業をしているのだから、ぶったまげる。

この会社は、給与体系についても、社員とアルバイトにあまり差をつけず、アルバイトにも気前良くボーナスを支給しているそうだ。自動車の販売も行っており、また同じ敷地にはガソリンスタンドが併設されている。いわゆる新古車と呼ばれる新品同様の軽自動車を扱っており、諸経費込みで100万円前後のものが飛ぶように売れているらしい。

番組に触発されて、さすがに鹿児島市内から阿久根まで行くのはしんどいので、比較的近い川辺店に行ってみた。ここも阿久根店に負けず劣らず馬鹿デカい。国道225号線沿いにあるので、ロケーションも分かりやすい。Googleで店情報を検索してみたら、ここの店内の食堂の豚骨ラーメンがとても美味しいという情報を見つけた。実際食べてみた。値段は380円で、確かに美味しかった。食堂なので、色々な料理があるのだが、豚骨ラーメンは専門店と比べても全く遜色なく素晴らしかった。

それから店内を散策してみたが、余りにも広過ぎて、正直疲れた。またそのうち足を運ぶことにしよう。

1.5時間スペシャル「売れない時代の流通の王者たち」(カンブリア宮殿)
驚愕!!380円のとんこつラーメン!(川辺郡川辺町♪スーパーAZ内)

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2008年10月 1日 (水)

天璋院篤姫(6)

篤姫も40回を数え、いよいよ終盤戦を迎えつつある。ドラマの舞台裏では、既に宮崎あおいちゃんのカットの撮影は終了したらしく、終了後、家定公(堺雅人)から花束を贈られて、彼女は号泣したそうである。

39回では、後半薩英戦争のシーンが登場し、CGを駆使して錦江湾(鹿児島湾)を挟んでの戦闘がリアルに再現され、興味深かった。戦争といえばとても陰惨なイメージが付きまとうが、「翔ぶが如く」では、同じく薩英戦争の場面で、大山綱良(蟹江敬三)等がスイカ売りに扮し、小舟でイギリス艦隊に接近し、敵の油断に乗じて白兵戦を挑むなんて場面もあり、これが決してフィクションではなく、史実として紹介され、不謹慎ながら思わず笑ってしまった。

この薩英戦争の際、薩摩藩の何人かがイギリス軍の捕虜となり、「捕虜が数人でた。しかし薩摩藩がこれを不道徳としたような形跡はなかった。彼らは帰還後も十分な処遇をうけ、その捕虜団のなかから寺島宗則という外務大臣も五代友厚という政商も出ているのである。武士の時代というものは、要するにそういうものであった。-司馬遼太郎著 歴史と視点 新潮文庫、大正生まれの「故老」15〜16頁より引用-」ということらしい。「生きて虜囚の辱めを受けるな」という発想は薩摩にはなかったようだ。

薩摩ではあまり深淵な思想や哲学は流行らなかった。長州における吉田松陰のような観念論者がいなかったため、論理に溺れるような傾向はなかった。教義といえば、島津日新公の「いろは歌」に代表されるように、実利を重んじる、極めてプラグマティックな、経験哲学的なものが幅を利かせていた。というのも暖かい南国である為に、囲炉裏端で寒さに耐えて、崇高な哲学書を読みふけるという場面が成立し得なかったと私は想像するのである。

そんな薩摩藩の思考は、端的にいうと、物事を「損得」で判断するという論理に帰着したのだと思う。別にこれは私が考えたものでもなく、何らかの本からの受け売りに違いないのだが、このことが明治維新を成し遂げるための方法論としては良かったのかもしれない。

鹿児島は「文学不毛の地」とよく言われる。著名な作家としては「海音寺潮五郎」くらいしか見当たらない。それほど左脳的思考方法は苦手なのだが、右脳的思考方法は極めて得意なようで、黒田清輝、和田英作、藤島武二といた西洋絵画の巨匠を産み出した。

よく経験哲学を次のように説明することがある。「あなたは地球に最後の日が来たとき、どうしますか?」と問われる。すると「そんなこと、その時になってみなければ分からないよ。」と経験論者は応える。鹿児島人に「捕らぬ狸の皮算用」は要らないかも(笑)。

Ohara
京都、大原にて

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