2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

« 禁断の領域 | トップページ | 禁断の領域(2) »

2009年5月23日 (土)

星の王子さま

ひょんなことから、サン=テグジュペリの「星の王子さま」を読むことになった。サン=テグジュペリといえば、学生時代に「人間の土地」や「夜間飛行」を読んだ記憶があるのだが、随分昔のことなので、詳細な内容については忘れてしまった。

砂漠で出会った王子さまは「ヒツジの絵をかいて」と「ぼく」に話しかけてきた。王子さまは「どこかほかの星」からやってきて、その星は「やっと家くらいの大きさ」で、星には「バオバブ」の木があって、「バオバブ」が繁殖しすぎると星が破裂してしまうことになり、そのため王子さまは、それをひっこぬかなければならず、またある日どこからか飛んできた花が芽をふいて、花を咲かせ、花はじぶんの美しさをはなにかけ、わがままで、王子さまはうんざりしてしまった。星には2つの活火山と1つの休火山があって、王子さまは煙突掃除のように火山のすすはらいをしていた。

そんな星の生活に別れを告げた王子さまは、わがままな王さまが独り住んでいる星にたどり着いた。この王さまは出会った人にいきなり命令を下す人であった。二ばんめの星には「うぬぼれ男」が住んでおり、三ばんめの星には「呑み助」が、四ばんめには「実業屋」が、五ばんめは一分間が一日の長さである星で、絶えず街灯を付けたり消したりしている点燈夫がいて、六ばんめには風変わりな地理学者がいて、そしてたどり着いたのが地球であった。その地球で出会ったキツネに「心で見ないと、ものごとはよく見えない」と王子は教えられる。

以上の話の流れは縮図化された大人社会への痛烈な批判と捉えることもできるが、作者の真意がどこにあるのか、私には分からない。けれど王子さまが最後のほうで、自分のからだが重過ぎて持っていけない、それは「古いぬけがら」と同じだと言ったことばが、サン=テグジュペリ自身の生き方と連なっているようにも思えた。


« 禁断の領域 | トップページ | 禁断の領域(2) »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/21913/45105645

この記事へのトラックバック一覧です: 星の王子さま:

« 禁断の領域 | トップページ | 禁断の領域(2) »

無料ブログはココログ