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2013年4月

2013年4月 5日 (金)

ミザルー

早朝の「クラシック倶楽部」でエベーヌ弦楽四重奏団(Quatuor Ébène)の演奏が楽しめた。フランスのカルテットで、"Ébène"とはフランス語で「黒檀」を意味する。黒檀は弦楽器の指板やフィッティングに使われるそうだ。モーツアルトやドビュッシーの弦楽四重奏曲と並んで、フランス人らしくエデン・アーベ(Eden Ahbez)の「ネイチャーボーイ」、武満徹が編曲した「枯葉」、そしてアメリカ映画「パルプフィクション」で有名になった「ミザルー」(Misirlou)が披露された。

ミザルーは元々ギリシャの伝統音楽で、パルプフィクションにアメリカのディック・デイルのアレンジ曲が挿入され、彼の演奏がリバイバルヒットとなった。エベーヌ弦楽四重奏団の演奏は、この曲のエスニックな色彩感を効果的に捉えている。ネイチャーボーイや枯葉もジャズやシャンソンの要素が取り入れられて素晴らしかった。


2013年4月 1日 (月)

ブリジット・フォッセー

ルネ・クレマン監督の映画「禁じられた遊び」で、第二次世界大戦の最中、両親をドイツ軍戦闘機の機銃掃射で亡くし、戦争孤児となったポレットを演じたブリジット・フォッセーは、この作品に出演したとき、僅か5歳だった。親の方針で10歳になってからは学業に専念することになり、しばらく芸能活動から離れた。そのお陰でピアノやダンスを学び、他方でスイスのジュネーブで通訳や翻訳の仕事をする機会を得た。

フォッセーはパリの演劇学校で本格的に演技を勉強し、20歳になるとジャン=ガブリエル・アルビコッコ監督から"Le Grand Meaulnes"(さすらいの青春)の主演のオファーを受けた。さらにフランソワ・トリュフォーやベルトラン・ブリエの作品にも出演した。英語が堪能だったことからハリウッドからもお呼びがかかり、ポール・ニューマンと共演した。彼女は1982年の第32回ベルリン国際映画祭では審査員を務めた。

イタリア映画「ニューシネマパラダイス」のディレクターズカット版で、トト(サルヴァトーレ)がアルフレードの葬儀のためシチリアに久方ぶりに帰ったとき、別れた恋人エレナと再会するシーンがあるが、そのエレナを演じたのはブリジット・フォッセーだ。私はそれに全然気がつかなかった。全く別人格のベテラン俳優として見つめていた。

かわいい子役を経て、更に立派な俳優として大成するのは簡単なことではない。また、大作の役回りで成功し、そのイメージを払拭して更に役者として高みにステップアップするのも容易ではない。けれど年取ってもそれぞれの年齢の役柄を演じられる役者という職業は本当に素晴らしいと思う。

Brigitte Fossey(Wikipedia)

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