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2014年6月 9日 (月)

開聞岳・なのはな号の旅PART2(発見・鹿児島!)

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「赤い快速」と並列する「黄色いなのはな」(山川駅)
快速「なのはな」号は山川駅が終点となる。朝夕の通勤、通学の時間帯を除いて、ここから先は列車の本数が極めて少ないため、開聞岳へは駅前より開聞駅の直行バスを利用するのが一般的なようだ。

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山川港
山川駅のすぐ眼の前に広がる。天然の良港で、往時は中国や南蛮の国との貿易によって殷賑を極めた。慶長14年(1609)、島津氏が琉球へ軍を派遣した折にも、ここから出発している。

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五人番所跡(異国船番所跡) 
山川港入り口付近にあり、異国船の出入りや密航を監視していた。尚、碑銘は島津宗家30代当主、島津忠重氏の筆によるものである。

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徳光神社 
別名唐芋神社とも言われている。前田利右衛門が琉球よりサツマイモを持ち帰り、その栽培によって人々を飢えから救ったと伝えられている。後に彼の遺徳を偲び、地元民によって山川の岡児ヶ水に徳光神社が建立された。

歴史の舞台、山川港
天文12年(1543)に三人のポルトガル人によって種子島に鉄砲が伝えられて以来、南蛮人がしばしば日本に足を延ばすようになる。天文15年(1546)にはポルトガル人のジョルジェ・アルヴァレスがここ山川より日本に上陸、見聞録を著し、ヨーロッパに紹介した。これはヨーロッパ人による最初の日本見聞録で、日本人が極めて高い倫理観を持つこと、そして山川付近の風俗だと思われるが、米焼酎を飲むことや砂蒸温泉の様子なども記されている。ジョルジェ・アルヴァレスがマラッカに戻る際に、地元薩摩のヤジロウも同行し、フランシスコ・ザビエルはアルヴァレスやヤジロウに面会したことにより、日本行きを決断したと言われている。そして天文18年(1549)、ザビエルはキリスト教の布教のため、ヤジロウと共に鹿児島上陸を果たしている。

サツマイモの話
甘薯のことは全国的にサツマイモと呼ばれていると思うのだが、当の薩摩すなわち鹿児島では、中国より伝わったために、唐芋(カライモ)の方が一般的である。通常サツマイモの呼称は、伝来先の地名ないし、そこでの通称をそのまま使っているようである。サツマイモの原産地は中南米であるとされている。それが東南アジア、中国を経て琉球、そして薩摩に伝播した。沖縄では今でもサツマイモのことをハンスと呼ぶことがある。これは中国語の発音である蕃薯(ファンスー)からきている。

薩摩には17世紀後半から18世紀初頭に伝えられたと言われているが、当時は蕃薯、ハンス、リュウキュウイモと呼ばれていたらしい。記録の上では頴娃郡山川郷の前田利右衛門が宝永2年(1705)、琉球よりサツマイモを持ち帰っことが記されている。また年代的には薩摩とほぼ同時期には肥前(現在の長崎、佐賀)にも伝わっていたらしいが、元来サツマイモが寒さに弱いことや、当時の薩摩藩主が栽培に熱心であったことが理由で、肥前での普及は薩摩に遅れをとってしまった。そしてサツマイモの越冬技術の発達により、サツマイモの栽培は北上を続け、このことがサツマイモの伝承は薩摩からという印象を強め、青木昆陽(1698~1769)が「蕃薯考」を著し、サツマイモの栽培の奨励したことにより、享保の大飢饉では民衆を飢えから救ったとされるに至った。

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西大山駅にて(1)


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西大山駅にて(2)
昨年(2003)の8月に沖縄都市モノレール(愛称ゆいレール)が開業したために、標識を新しいものに作り直した。以前は単に「日本最南端の駅」と書かれていたが、一番上に赤く「JR」の文字が加えられた。日本最南端の地位は「ゆいレール」の赤嶺駅に譲ったが、開聞岳の端正な姿は何ら変わることはない。

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西大山駅には旅ノートが置いてある。これは地元鹿児島の方がボランティアで運営管理しているようで、初めて訪れた人が落書き帳にメッセージを書き残すと、次回訪れた頃には、綺麗にワープロで清書され、別ファイルに綴じられているようだ。このさり気ない気持ちはとてもありがたい。良き旅の思いでとなる。

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開聞駅にて 
以前は駅舎があったようだが、現在はホームだけで閑散としている。ここより徒歩で約20分ほどで2合目の登山口につく。

開聞岳・なのはな号の旅PART1

開聞岳・なのはな号の旅PART3


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