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2014年6月25日 (水)

笠沙・坊津PART2(発見・鹿児島!)

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もろみの2次仕込みのようす(杜氏の里)
焼酎の製造工程→(1)蒸した米に麹を付着させて培養し、酵母と水を加えて1次もろみをつくる。(2)発酵が進む1次もろみに主原料である芋を加え、更に発酵させる。(3)ほぼ発酵の止まった状態のもろみを蒸留する。写真は丁度1次もろみに主原料(蒸かして粉砕した芋)を加えているところ。

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もろみの発酵を促すために、櫂で撹拌する。昔ながらのカメ仕込みによる作業工程である。

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タル式蒸留機 
手造りの少量生産に向いており、タルの木の香で独特の風味が付く。

宝永2年(1705)、「甘藷翁」こと前田利右衛門が琉球より薩摩へサツマイモを持ちかえり、その後起きた亨保の大飢饉(1732)では多くの人々を救うこととなった。このサツマイモを原料にした焼酎は一般に18世紀の中頃には誕生したものと考えられている。もともと藩制時代には自家醸造が広く認められていたが、明治に入って税制の確立とともに焼酎の産業化が進み、製造技術も発展していった。戦後は麹菌や製麹機の改良、発酵糟や蒸留機の大型化によって大量生産が可能になり、昭和50年代の第1次焼酎ブームがプラス材料となって焼酎の生産量は大きく伸びた。最近の度重なる増税にもかかわらず消費の伸びは衰えず、一方で昔ながらのかめ仕込みによる手造り焼酎の良さが見直されてきている。

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杜氏の里の前方に広がる黒瀬海岸を望む。

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沖秋目島 

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鑑真大和上上陸記念の碑と鑑真記念館(南さつま市坊津町秋目)  
記念館は鑑真の偉大な功績とその生涯を知る上でとても役立つ。なお坊津町では鑑真大和上の遺徳を偲んで、毎年8月の第1日曜日に鑑真大和上祭りが行われる。

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秋目浦 
秋目の地を踏んだとき、鑑真一行が眼にした光景はやはりこれほどまでに美しかったのだろうか。

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秋目浦で映画のロケを記念した碑を見つけた。

聖武天皇の天平4年(732)、第9次遣唐使の派遣が決まり、その中に大安寺の普照、興福寺の栄叡の名があった。この時代、律令国家を目指しつつも国家の根幹がなかなか構築できず、おまけに仏教会の戒儀は紊乱著しく、日本に戒法を伝える唐の高僧を招聘することが急務となっており、普照、栄叡がその任を負うこととなった。

彼らは長安、洛陽に次ぐ大都会であった揚州の大明寺に赴き、鑑真に拝謁し、彼にすぐれた伝戒の師の紹介を願いでた。しかし自ら進み出る者はおらず、鑑真本人が日本に旅立つこととなり、17名の高弟が鑑真に随伴した。しかしこの鑑真の訪日は困難を極めていた。もともと隠密に渡航の計画を進めていたため、鑑真の本願とは裏腹に、弟子の中には彼の渡航を阻止すべく役人に訴え出るものがいた。栄叡らはほどなく投獄され、1回目の渡航は頓挫した。5回目においては強風に流され、はるか南の振州に流れついた。その間、鑑真は視力を失い、栄叡は病床に臥したまま帰らぬ人となった。そして6回目の渡航すなわち天平勝宝5年(753)に阿児奈島(沖縄)、奄美大島、益救島(屋久島)を経て同年12月20日、薩摩国阿多郡秋妻屋浦へ到着した。第1回目から数えて12年。鑑真はすでに66歳となっていた。この時、和人は普照ただ一人であった。

6回目の渡航には第8次の遣唐使であり唐朝の官吏にまで登りつめた阿部仲麿も別船にて同行したが、不運にも船ははるか遠く安南まで流され、2度と日本の地を踏むことがなかった。古今集の「天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも」は、この旅の途中で仲麿が詠んだものとされている。

翌年2月、鑑真一行は奈良の都へ入る。はるか唐より滄海を超え、終えることのできた旅路に彼らはいかなる感慨を持ったのであろうか。以下に鑑真のその後を記す。

天平勝宝6年(754)3月、天皇より鑑真らに伝燈大法師位が贈られる。

同年4月、東大寺にて聖武上皇、鑑真を和上として菩薩戒を受け、皇太后、孝謙虚天皇も同じく鑑真和上より戒を受ける。

同年5月、鑑真和上、唐より持参した幾多の将来品を献上。

天平勝宝7年、朝廷より建初律寺を賜る。

天平宝字3年(759)、金堂等の造営を終え、天皇より唐招提寺の勅額が贈られる。大僧都に任じ、大和上の号を加えられた。

笠沙・坊津PART1(発見・鹿児島!)

笠沙・坊津PART3(発見・鹿児島!)

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