唐船峡のそうめん流し
鹿児島を離れるまで、私は「そうめん流し」と「流しそうめん」は別物だとは知らなかった。大きな竹を半分に割り、節の部分をきれいに削って、雨樋のように仕上げて、高いところから低い所へ流して、箸ですくい取る光景を初めて見たとき、他所では「面倒なことをするな」と思った。しかしこれが一般的な流しそうめんだったのだ。
流しそうめんの方が風流で、それはそれで良いのかもしれない。だが、水流を利用した回転式のそうめん流しの方が身近だし、楽だし、美味しい。久方ぶりに、元祖そうめん流しの指宿「唐船峡」に足を運び、冷たいそうめんに舌鼓を打った。
そうめんは島原産のものを使う。おつゆは唐船峡のオリジナルなのだが、鹿児島県下ではスーパーで普通に売っている。鰹だしが効いててとても美味だ。そうめんも腰がある。とにかく雰囲気が良いので、立ち寄られることをお勧めする。
唐船峡の入り口
あいにく開聞岳の山頂は雲で覆われていた。iPhoneで撮影。
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