2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

« 嘉例川駅(発見・鹿児島!) | トップページ | 照葉樹の森PART2(発見・鹿児島!) »

2014年8月 2日 (土)

照葉樹の森PART1(発見・鹿児島!)

Mapinao
稲尾岳登山西口コースマップ

Laurel1
照葉樹の森入口ゲート 
稲尾岳ビジターセンターに通じる林道はアスファルト舗装を施していない。日光による路面の照返しが生態系に悪影響を及ぼすことへの配慮からである。

「照葉樹の森」は鹿児島県肝属郡田代町(現錦江町)に2000年4月28日オープン。大隅半島南端の稲尾岳、木場岳を中心としたこの一帯は宮崎県の綾の森と並んで、西日本有数の照葉樹林帯を形成している。1,400haにも及ぶ森林にはタブ、カシ、イス、モミなどの照葉樹が原生林として繁茂し、有史以前より現在に至っている。

この森は1.400haもの広大な区域が親照葉樹林ゾーンと保全学術ゾーンに分かれている。保全学術利用ゾーンには滝巡りコース、西口コース、北口コースの3つがあり、今回はアップダウンに富み、変化のある景観が楽しめる西口コースを選んでみた。パンフレットによれば、このコースは距離にして3.3km、所要時間は150分を要するとされている。朝9時前後に出発してもお昼前には終点の稲尾神社まで到着することが可能である。

Laurel2
稲尾岳ビジターセンター  ロッジ風の瀟洒な建物である。

Laurel24
ビジターセンターの内部の様子

昨年の暮れにビジターセンターを一度訪ねてみた。下界の景色に目を奪われながら、ふと気付いたことがあった。電線が見えないのである。センターの方に、地中に埋没させているのか、尋ねてみた。環境保全のため太陽電池と風力発電を利用しているとのことである。ちなみにここの電話は携帯電話用の番号で始まっていることを思い出した。最近、市街地でも屋根にソーラーパネルを敷いている住宅を見かけることが増えてきたが、まだまだコスト高で一般的ではない。それに比べて、ここは山頂の山小屋と同程度の環境なので、エコエネルギーの方がどちらかというと現実的なのかもしれない。それでも、ここまで徹底していると、真剣さが伝わってきて妙に嬉しいものである。館内では森の生命の生態系を写真や絵を使って丁寧にパネルにて紹介している。勿論タイムリーな情報は、ここでいくらでも得られる。登頂前の予習を強くお勧めする。予備知識が森の探索の楽しみを何倍にもしてくれるはずである。

Laurel3

Laurel4
9時過ぎにビジターセンターを出発し、清流に沿って登りはじめると、早速この光景に遭遇することとなる。かさばるように続く木立、岩を覆い尽くさんとする苔のみどりが、しばらく続く。

Laurel7
アセビ(馬酔木)
ツツジ科の常緑低木。葉に毒素があり、馬が食べると麻痺するというので、この名がついた。

馬酔木は万葉集に度々登場する植物のひとつである。「三諸は人の守る山、本辺は馬酔木花咲き、末辺は椿花咲く、うらぐはし山そ子守る山(作者不明)」意味は、奈良の三輪山は人々が大切にする山で、麓では馬酔木の花が咲き、山の上では椿が咲く麗しい山で、子守りをするような(そういった大事な)山です、となる。 八世紀後半に成立したといわれる、この歌集のよみ人の清新な心情に共感できるのは、まさに至福という他ない。

Laurel5
岩根から水が滲出しているのがわかる。清流の水源である。

Laurel6
誘導ナンバーを目印に登ることができる。

Laurel21
初心者への配慮が伝わってくる。

照葉樹の森PART2(発見・鹿児島!)


« 嘉例川駅(発見・鹿児島!) | トップページ | 照葉樹の森PART2(発見・鹿児島!) »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/21913/60061194

この記事へのトラックバック一覧です: 照葉樹の森PART1(発見・鹿児島!):

« 嘉例川駅(発見・鹿児島!) | トップページ | 照葉樹の森PART2(発見・鹿児島!) »

無料ブログはココログ