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2015年11月 5日 (木)

彼岸花

12月のNHKのBS映画は小津安二郎監督の作品が特集される。先ずは12月1日に「彼岸花」が放送。里見弴の原作で、小津作品初のカラー映像だ。小津の生誕110年と没後50年となった2013年に、作品はデジタルリマスター化された。これは前の年にNHKがBSで放送した修復版を基にしており、その精度は驚きとなった。監督が好きだった「赤」の発色を追求するために、ドイツの「アグファフィルム」を使った逸話はあまりにも有名だ。

その他の作品は、放送順に「秋日和」「お早よう」「東京物語」、そして遺作の「秋刀魚の味」の修復版がラインナップされており、いずれも小津安二郎の名声を世界的に引き上げた映画だ。殊に東京物語はイギリスの映画協会が発行している2012年の"Sight&Sound"誌において、M・スコセッシの「タクシードライバー」、F・フェリーニの「8 1/2」、O・ウェルズの「市民ケーン」、 S・キューブリックの「2001年宇宙の旅」などの著名な作品を押さえてベストワンとなった。

「日本人で良かったなあ」という謳い文句のテレビ番組があるが、かつて日本人には、かくも素晴らしい美意識があったのだ、と再確認させてくれた名画だ。もう一度、修復されたものが放送される。ビデオレコーダーの録画予約は万全に、最良のクリスマスプレゼントを心待ちにしよう。

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