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2016年7月28日 (木)

中国の教育事情

中国人男性と話をした。家族で夏休みを利用して日本を旅行中で、沖縄を北上し、現在鹿児島に滞在しているとの事。とても流暢な日本語だった。娘さんがカナダに留学中で、彼女の方は流暢な英語を披露してくれた。中国人観光客が帯同する子弟は、皆英語が上手で、中学生くらいの子供とも無理なく意思の疎通ができる。

WBSだっただろうか、番組中、中国の教育事情が紹介され、親は有名私立中学に入学させるため、学校の近辺に不動産を求めるのだが、価格が高騰して手に入れるのが難しい。中国では住所を自由に変更できる「移転の自由」が制限されており、有名中学に子供を入れるためには、戸籍などの前提条件を整えなければならず、従って、宅地の購入価格が吊り上がるとのこと。

不動産を購入できない人は、子弟をアメリカやカナダなどの英語圏に留学させるらしく、その方が物件購入に比べて、安くて済むそうだ。日本に来られる裕福な中国人観光客の子供は、例外なく英語を上手に話す事ができる。国内の有名私立中学でも、徹底した英語教育が施されているのだと推測できる。

彼らが何故これほどまでに、子供の教育に熱心なのか?親であれば子供の幸福追求を願うわけで、それほど日本人と価値観は変わらないのだが、以下に私の推論を並べてみる。清朝末期より国内政治が不安定となり、多くの中国人が東南アジアなどの海外へ生活拠点を移した。

その後、辛亥革命による清朝の崩壊、社会主義国家の成立などにより、多くの中国人が自由を求めて、北米などにも渡り、グローバルな華僑のネットワークを構築した。今や彼らの財力は圧倒的になり、タイやインドネシア等、東南アジア諸国の経済界の華僑の存在感は絶大だ。

恐らく、中国本土では、政府共産党の政策転換などにより、未来永劫に渡って、国民がその地位を保持し続けられるか見通せないので、自身の留学、あるいは子弟の留学により、あるいは広大な華僑のネットワークを通じて、世界中に片足を突っ込む感覚があるのだろう。

パナマ文書の漏洩により、習近平国家主席の親族がタックスヘイブンに、数兆円もの蓄財をしていたとの疑いが報道されたが、少なくとも中国国家の中枢に居る人々さえも、不測の事態に備えて、海外に片足を突っ込んでいる可能性があるようだ。中国人の子弟への教育熱の切実さが少し理解できた。

私がその中国人男性に「欢迎来到日本!」と覚えたての中国語で挨拶したところ、ニコッと微笑み、OKと言ってくれた。中国語は4声のアクセントを始め、発音の難しさは英語の比ではない。主語の後に動詞が続く文の構造はヨーロッパ語と同じだし、彼らにとって英語の習得は朝飯前なのだろうか?

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