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2016年12月26日 (月)

ジョニ赤

小津安二郎監督の映画「秋日和」の中で、友人の七回忌に集まった仲間たちが未亡人の秋子(原節子)と娘のアヤ子(司葉子)と法事の後に宴席を設けるのだが、料亭の食卓のど真ん中には「ジョニ赤」が置いてあった。小津監督はアグファ・カラーを好んだと言われるが、そのジョニ赤が特色のある赤を発色していたのだ。

それが一緒に登場する他の「カナダドライ・ジンジャエール」や「バヤリース」の瓶と並んで、際立っていたのは疑いの余地がない。「舶来物」という高級感が画面いっぱいに漂っていた。この映画を観て以来、スコッチといえばジョニ赤という固定観念が私の中で出来てしまった。

「秋日和」は昭和35年(1960年)の作品だが、当時1ドル=360円の固定相場制の時代からすると、現代では貨幣価値の変化著しく、さすがのジョニ赤もかなりお手頃な値段になっている。贔屓にしているディスカウントストアーでかなり安く手に入る。それでもジョニ赤のモルトは甘さが漂ってきて香しく、私にはベストなのだ。

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