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08/10/2018

再考、サマータイム導入の是非

私は7年前に、「サマータイム導入の是非」という内容をブログに掲載したことがある。今もその気持ちは変わらない。安倍さん、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長に急かされたんですって?お気の毒ですね。彼は言い出したら聞かないから。以下がその時の内容だ。


「森本毅郎のスタンバイ!」を聴いていたら、東大名誉教授の月尾嘉男さんがサマータイ ムについて興味深い話をされていた。日本睡眠学会の声明を紹介し、目的である節電効果は非情に小さく、かえって睡眠不足によって健康に悪影響があるとの懸念を示されてい た。

もともとサマータイムを実施している国の多くは高緯度にあり、結果としてそれが先進国に集中しているとのこと。例えばスウェーデンのストックホルムは北緯59度にあり、夏至の日の出が2時31分、日の入りが21時9分で、冬至の日の出が8時43分、日の入 りが14時49分と、極端な隔たりがあるため実施の効果は大きい。ところが東京は、たかだか北緯35度で、夏至の日の出が4時25分、日の入りが19時、冬至の日の出が6時47分、日の入りが16時31分であまり差異がなく、その導入の効果が甚だ疑わしいよ うだ。

節電効果については、先月、都知事の肝いりで、東京都庁が出勤時間を約1時間早めたの だが、電気の使用量のピーク時の時間帯が午後2時から4時の間にあるので、勤務時間を 少しずらすだけでは総使用量に変化はない。むしろ時間を後ろに移動することによってピ ーク時間を避けた方が賢明であるようだ。行政サービスという観点から言えば、例えば都庁の職員の帰宅を遅くした方が、民間にとってはサービスを享受でき、むしろ都合が良いと私も思う。

石原慎太郎知事は以前カジノ構想をぶち上げ、お台場に遊戯施設を建設する考えを披露し たのだが、法的な制約が大きいため、結局これを諦めた。ところが東京電力の原発問題が露呈すると、今度は自動販売機や同じ遊戯施設であるパチンコ店をやり玉にあげ、烈火の ごとく悪者に仕立てる暴挙に出た。この人の発想は実に場当たり的というか、論理に一貫性がない。思いついたことを無理に通そうとする野蛮性がある。

サマータイムの導入は、先進国に横並びしたいという阿呆な政治家のパフォーマンスに過ぎない。この哀れな男の老いの繰り言のような妄想に、沈黙をするしかない東京都民が気の毒でならない。

2011年7月2日

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