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January 2019

01/29/2019

宇宙ごみ

漫画「プラネテス」は幸村誠の作品だ。講談社の「モーニング」で1999年から2004年まで連載され、宇宙ごみ(Space Debris)の問題を中心に据えた好企画で、当時あまり顧みられなかったこの問題が、かなり注目された。尚、漫画は2003年にアニメ化された。

漫画では先ず、ロシア人のユーリ・ミハイロコフと彼の日本人の妻が高高度旅客機でイギリスへ向かう途中、宇宙に漂う宇宙ごみが高速で旅客機に衝突する事故を起こし、これによりユーリは妻を失う場面から始まる。物語の設定は2070年代であり、かなり遠い未来とされているのだが、現実はかなり深刻であるようだ。

1月28日の日経新聞に「宇宙ごみ 官民で大掃除」と題し、文科省とJAXAが、民間と連携し、宇宙ごみ除去の技術開発を始めることが掲載されていた。2025年に人工衛星を打ち上げ、今後新たな宇宙ビジネスに育てるとのこと。地球上に浮遊するごみは小さなものも含めると、実に2万個を超えるらしく、喫緊の問題となっているからだ。

地球は空の上でも、地上でも、海中でもごみだらけだ。殊に海洋中のマイクロプラスティックの問題も深刻で、PCBなどの有害物質と結びつきやすいこれら微小なごみは、魚などを介して人間に取り込まれる危険性が指摘されている。地上では放射性廃棄物の危険性は全く解決の見込みがない。

漫画の主人公の星野八郎太が俺たちもこのデブリも秒速8km近い速度で地球周回軌道上を飛翔している そんなスピードで船とデブリがぶつかってみろ だだの衝突じゃすまない だから俺たちデブリ回収業者が宇宙を掃除してまわってるわけだとつぶやく。下線部は幸村誠著/プラネテス/講談社モーニングKC/VOLUME1、10頁からの引用。ごみ問題は人々の想定を遥かに超えて、人類の死活問題となっている。それは人間の欲望の成れの果てだ。


01/13/2019

地位と名誉

DNAの二重らせん(DNA Double Helix)の仕組みは私が高校の生物の時間に学んだ。これは1953年にジェームズ・ワトソンとフランシス・クリックによって発表され、遺伝子はDNAの配列に依存し、塩基配列の組み合せによる遺伝情報の説明がそれによって可能になった。そして1962年、これら一連の研究により、ワトソンとクリックはノーベル生理学・医学賞を受賞した。

アメリカのAP通信の報道によると、先週、ジェームズ・ワトソン氏は彼のすべての名誉称号が剥奪されたと報じられた。彼は2007年に雑誌に、黒人は白人に遺伝子的に劣っていると述べ、更に最近放送されたテレビドキュメンタリーでもその考えを追認し、これを憂慮したコールド・スプリング・ハーバー研究所(Cold Spring Harbor Laboratory)が彼の名誉称号を全て取り消したらしい。

現在、世界中で人種、宗教、性別の対立は顕著になり、混迷を極めている。各々個人には思想の自由があるのも事実であり、それは書籍、ネットなどの媒体を通じて、表現の自由の端緒として第三者へ表明されることになる。しかし、上記に示したように責任ある地位にある人の発言は、その理由がなんであれ、社会的制裁を課されるのが国際社会の常識となっている。

我が国においても、時折その立場にそぐわない発言を行い、謝罪をする公人が多い。過去にも人種差別的な発言をし、辞任に追い込まれた政治家がいた。無論、各々思想が内心に留まる限り、憲法の思想、良心の自由による保護を受けられることは、恐らく正しいと思うが、それが一度外部に放出されたら、それは発言する人の立場によるけれど、彼の思想に対する責任を負わなければならない。

ジェームズ・ワトソン氏はご存命で、現在90歳だそうだ。彼は自分の科学者としての信念を貫いたのだろうか?発言を後悔していないのだろうか?それは本人しか知り得ない。

Lab revokes honors for controversial DNA scientist Watson(AP)


01/01/2019

謹賀新年2019

Newyear19
オオゴマダラ(フラワーパークかごしま)

昨年は「西郷どん」で大いに盛り上がった鹿児島でした。

今年は鹿児島ユナイテッドFCのJ2での活躍や、奄美・沖縄の世界自然遺産登録への期待が高まるでしょう。

特にプロスポーツに馴染みのなかった県民にとって、鹿児島ユナイテッドの奮起あるプレイが話題の中心になればと願っています。

本年も発見・鹿児島!blogをよろしく。


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