2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

2017年5月13日 (土)

文明のゆりかご

以前、イスラエルからの観光客と話したことがあった。私が鹿児島の気候について触れ、「鹿児島の緯度は北緯31度で、エジプトのアレキサンドリアと同じ位である」と説明した。するとイスラエル人の紳士の顔色が変わり、「エルサレムも同じ位だ」とやや怒ったように言った。激情した感じではなく、隣の奥さんが紳士をなだめるような素振りを見せた。紳士も私に悪意が無い事を知ってか、直ぐに機嫌を取り戻した。

やってしまったのである。迂闊だった。日頃、他の国の人に同じような説明をしていたので、無意識にアレキサンドリアを例示した。私が悪い。気をつけていたつもりなのだが、後悔先に立たずだ。日本人は平和ぼけが甚だしいと言われて久しい。私の国際感覚もこの程度だ。

ところで「文明の発祥の地」のことを英語で"Cradle of Civilization"と呼ぶ。cradleとは「ゆりかご」のことで、直訳すれば「文明のゆりかご」となる。他に"from the cradle to the grave"といった言葉もある。一般的に「世界四大文明」を指す。すなわち、エジプト文明、メソポタミア文明、インダス文明、黄河文明のことで、それぞれ大河が流れる肥沃な土地一帯に共通して存在した。小学校で学ぶのかな?

この四大文明のうちの3つまでが現在のイスラム圏の国々と関係深い。もっともイスラム教の成立は西暦610年頃とされているので、文明の成立とは関係ないが、それぞれの地域の人々にはその末裔がイスラム教徒であるという自負心はあるはずだ。

ユダヤ教徒もイスラム教徒も自尊心の高い人々である。2020年を見据えて、海外からの観光客を誘致する動きは賛同できるが、彼らを本気で受け入れる気概を持たないと、恥をかくのは我々の方である。世間知らずでは済まされない。

2017年4月 8日 (土)

ジョージ・タケイ

暖かくなってきて、鹿児島を訪れる外国人も増えてきた。彼らに「どこへ行きました?」と尋ねると、東京、京都が圧倒的なのだが、広島と応える人がかなりいる。原爆資料館へ足を運んだ人が多いのだ。オバマ前大統領が訪問したことの反響が大きいのだろう。

一方で、昨年の暮れ、安部首相がハワイの真珠湾を訪れ、日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者の75年目の慰霊をオバマ氏と共に果たしたことも記憶に新しい。オバマ氏は追悼式典のスピーチの中で、日系アメリカ人の442部隊と、それに従軍したダニエル・イノウエ元アメリカ上院議員のことにも言及した。

太平洋をはさんで、日米間の壮絶な戦争が語られる事は多いが、アメリカ国民であるにも関わらず、日系人であることだけで、不当に差別された彼ら日系アメリカ人の悲劇を知る日本人は多くないと思う。彼らは全財産を没収され、劣悪な環境下の強制収容所へ戦時中収監された。

ジョージ・タケイという名をご存知だろうか。テレビ映画「スタートレック」のヒカル・スールー役の彼だ。もっとも私の年代では「宇宙大作戦」のカトー役の俳優と説明された方がピンと来るかも。ジョージ・タケイ氏は日系二世で、幼少時を約3年間強制収容所で過ごした。

彼の来日時の講演がYouTubeにアップされていたので、紹介する。彼は母国アメリカに裏切られたのに、アメリカを愛していると言う。ビデオの内容は強制収容所や442部隊のこと、また私生活についても触れ、そして民主主義の肝腎を説く。日本語字幕が利用できるので、ご覧頂きたい。


2017年3月23日 (木)

携帯音楽プレーヤー

初代ウォークマンは1979年に発売されたが、思い起こせば、学生時代より携帯音楽プレーヤーは私の生活必需品として存在し、以来それがiPodに替わられ、iPhoneになっても、この機能を手放すことはなかった。そして音質そのものに疑問を挟む事もなかったかもしれない。

だいぶ前の話だが、山下達郎が「山下達郎のサンデー・ソングブック」 のなかで、リスナーの質問に「iPodは余り音が良くないので使わない」と応えていた。そのことは私も理解していたが、プロのコメントには説得力がある。多機能なスマホに過大な期待を寄せる方が悪いので、安価で良質な専用プレイヤーを物色中だった。

amazonの「ポータブルデジタルオーディオプレーヤー」でNO1なのが以下の商品だ。iTunesの使いやすさを考慮すれば見劣りするが、音はかなり良い。というかiPhoneの音はそれ程ではないと悟った。USBケーブルを介して簡単にファイルをマックから転送できるし、アップルのMPEG-4ファイルも難なく取り込める。

iPhoneに多分な負荷をかけないためにも(バッテリーの消耗が激しいので)、安価で良質な以下の製品をお勧めする。


購入時の値段は2799円で、更に安かった。

2017年2月21日 (火)

バッテリー交換

現在使っているiPhoneは購入して半年しか経っていないのだが、使用頻度は従来より高くなっている。「Google翻訳」を使ったり、「Googleフォト」を使ったりと、単純にネットサーフィンをするよりも、特定の機能を使ったりする場合が多い。また携帯音楽プレイヤーとしての利用は相変わらずだ。

そうなると、バッテリーの使用量も鰻上りで、今の段階で早々に交換の費用を心配している。iPhoneの場合、公式な手順を踏まない修理、交換は保証の対象外になるため、その費用も馬鹿にならない。巷で非公式の修理業者が繁盛しているのもうなずける。

Galaxy Note7の発火問題が、バッテリーに起因することを鑑みれば、利用者のバッテリーの性能向上への要求が高いのは容易に想像できる。しかしリチウムイオン電池が発火しやすいのは良く知られている。アップルがiPod nanoのリコールを行ったのもリチウムイオン電池が原因だった。

amazonで交換用バッテリーを求めた。2000円以下で買える。古いiPhone4を音楽専用にするためだ。これだけでも現在使用中のiPhoneへの負担は減る。周知のようにiPhone4のサポートは終了しているので、交換は自分でやるしかなかった。今のところ順調に動作している。

2017年1月27日 (金)

ジャイキリ

「ジャイキリ」とはGIANT KILLINGから来ている愛称で、スポーツなどの「番狂わせ」のことだが、言葉のニュアンスから「大物食い」と記した方が良いかも。昨年の暮れにNHK-BSの「ぼくらはマンガで強くなった」という番組で紹介されたマンガ「GIANT KILLING」に私は感動を覚えた。

プロサッカーリーグの1部に所属するETU(EAST TOKYO UNITED)は、日本代表の達海猛を擁する人気チームだったが、達海が他チームへ移籍すると、チーム力が低下し2部へ降格してしまった。その後1部リーグへ再昇格を果たすも、かつての勢いはなく、イギリスでアマチュアクラブをを育て上げた達海の実績を買い、経営陣は再び彼を監督としてETUへ呼び戻すことを決めた。

ETUを捨て海外へ渡った達海に対しては、ベテランの村越や古参のサポーターからは白い目で見られ、また奇抜な彼の指導方法にチーム内では反発が起こった。しかし若手の椿や夏木等を抜擢した戦術は次第に功を奏するようになり、また村越も彼の考えを少しずつ理解するようになる。

このジャイキリが従来のスポ根漫画と一線を画しているのは、プロサッカーリーグの舞台裏を解り易く描写している点だろう。クラブ運営に奮闘するフロント、選手層の補強に取り組むスカウト、チームとファンとの架け橋となり、情報発信に努める広報など、いずれもクラブ経営に欠かせないセクションの様子が描かれている。

監督と選手が丁々発止の渡り合いを重ねる様は面白い。達海がETUを去った後、チームを支えてきた自負があったキャプテンの村越は、監督として戻ってきた達海のやり方が気に食わない。監督が自分をキャプテンから外したことに怒りを表すが、そんな(チームを支えた)重圧はお前(村越)が背負うものではない。俺の責任だと達海は村越に外した理由を説明する。また「お前は良い監督に恵まれなかっただけだ。」と諭す。

ETUの舞台は東京の下町だが、ホームグラウンドの設定は柏レイソルのホーム、日立柏サッカー場を参考にしている。そのためか、ジャイキリと柏レイソルのコラボイベントにETUの架空のマスコットである「パッカくん」が登場したり、ETUのカレーパーティが再現されたりと、柏ファン層の底上げに一役買っている。

実際、柏レイソルは2009年にJ2降格が決まり、運営収入の激減とファン離れの危機に瀕したが、同様のケースで、ジャイキリの劇中で、達海がカレーパーティを提案し、巧くチーム力のアップに繋げた事に倣い、ファンのために本当にカレーパーティを催し、それがチーム力のアップに貢献したのだろうか?、翌年にJ2優勝を果たし、2011年からは再びJ1に返り咲き、その年に今度はJ1初優勝を達成した。

現在、柏レイソルは鹿児島の指宿でキャンプの真っ最中だ。クラブ運営の難しさは想像を絶するものだろう。ただ間違いなく言えることは、経営サイドのみの努力で報われるのもでもなく、ファンの支えがあることで相乗効果が生まれ、チームの方向性が見えてくるはずだ。マンガの方向性は的を射たものかも。鹿児島ユナイテッドFCがJ2昇格、J1昇格を果たすには、マネジメントだけではなく、チームを支えるファン、すなわち鹿児島県民にもそれなりの覚悟が必要となる。個々の人間の生半可な功名心は役に立たない。

ところで、番組の声の配役は達海猛には関智一を、村越茂幸には置鮎龍太郎と言う風に、アニメと同じ声優さんを起用していたが、そろそろ「GIANT KILLING」の続編を放送してもらえないだろうか。番組がそこまでこだわるところを見ると、続編開始の伏線と見たが、NHKさん、どうなんですか?

2017年1月12日 (木)

知能の衰退

iPhoneが世に出て、今年で10年になるそうだ。最初のものは、サイズが大きい上に、費用が高く、私も二の足を踏んだが、2010年にiPhone4が発売されると、よりコンパクトになり、ブラックとホワイトの2色が用意され、その後スマートフォン市場が活気づいた。

まさにスマホが現在のネット社会を牽引する事になり、老若男女の区別無く、インターネットが生活に欠かせない存在となり、「歩きスマホ」とか「ポケモンGO」などの社会現象も新たに登場した。様々な情報を簡単に収集できるようになったが、人間が賢くなったかどうかは疑わしい。

確かに情報の収集は容易いが、その手段が偏っていないだろうか。人間は自分が関心のある事柄にだけ触手をのばすことはあっても、未知の世界への積極的な介入はやらない。その手段が効率的になったというだけだ。

視界は更に限定されていく。五感を駆使して、あるいは戸外に出て自発的に情報を探ることはやらなくなった。昔のように調べ物をするために図書館を利用する事はない。地味で手間を惜しまないやり方より、ひたすら効率を優先するネット社会の方法論。恐らく人間の知能は衰退しているのだろう。

2016年12月26日 (月)

ジョニ赤

小津安二郎監督の映画「秋日和」の中で、友人の七回忌に集まった仲間たちが未亡人の秋子(原節子)と娘のアヤ子(司葉子)と法事の後に宴席を設けるのだが、料亭の食卓のど真ん中には「ジョニ赤」が置いてあった。小津監督はアグファ・カラーを好んだと言われるが、そのジョニ赤が特色のある赤を発色していたのだ。

それが一緒に登場する他の「カナダドライ・ジンジャエール」や「バヤリース」の瓶と並んで、際立っていたのは疑いの余地がない。「舶来物」という高級感が画面いっぱいに漂っていた。この映画を観て以来、スコッチといえばジョニ赤という固定観念が私の中で出来てしまった。

「秋日和」は昭和35年(1960年)の作品だが、当時1ドル=360円の固定相場制の時代からすると、現代では貨幣価値の変化著しく、さすがのジョニ赤もかなりお手頃な値段になっている。贔屓にしているディスカウントストアーでかなり安く手に入る。それでもジョニ赤のモルトは甘さが漂ってきて香しく、私にはベストなのだ。

2016年11月14日 (月)

新サッカー競技場建設の早期実現を!

TVアニメ「DAYS」の夏合宿の舞台は桜島麓のサッカー場であった。桜島総合体育館を想定しているのだろうか?芝が青々とした素晴らしい施設が描かれていた。鹿児島がサッカーが盛んな土地柄を意識したものなのかもしれない。悪い気持ちはしない。

サッカーJ3の鹿児島ユナイテッドは鴨池陸上競技場がJ2の基準を満たしていないため 、例え今シーズン優勝を果たしてもしてもJ2に昇格することはできない。 鹿児島はサッカー先進県であるという県民のプライドが粉々になりそうな現実である。

そんな中、鹿児島市ウォータフロントのドルフィンポートの敷地が新しいスタジアムを建設の候補地とされているらしい。ドルフィンポートがある県有地は2020年に民間との借地契約が満了となり、県に返還される予定だ。 当地は鹿児島市電の路線延伸計画もあり、競技場へのアクセスも容易になるはずだ。

鹿児島中央駅から天文館、そしてウォータフロントへと賑わいが連なり、県民意識統合への共有財産ができる事への期待が膨らむ。是非とも実現して欲しい。

Sakurajima


2016年10月29日 (土)

Trick or Treat!

ハロウィンの日の渋谷のスクランブル交差点は凄いことになるらしいが、鹿児島でも、それなりに盛り上がるようだ。「フラワーパークかごしま」では11月6日まで園内でデコレーションが展示され、殊に10/29,10/30,10/31の3日間に仮装で来場された人には、先着50名までおもちゃカボチャのプレゼントがあるそうだ。

Halloween

フラワーパークかごしま

2016年10月17日 (月)

細やかな願い

久しぶりに鹿児島市の中心部、天文館に繰り出した。鹿児島市電を利用した。乗車したのは1000形ユートラム。平成14年(2002)1月にデビュー。熊本、広島に続く全国3番目の超低床電車の導入で、翌年ローレル賞を受賞した。

当初、電停プラットホームと車両との間に段差がほとんどなく(そのためリトルダンサーという名前が付いた)、話題になったが、この電車、乗車スペースが余り広くなく、ロングシートの座席はすぐに満席になる。その割に運転席のスペースは、過去の500形などに比べてかなり広く割いている。

デビューから14年。古さを感じる。今風ではなくなっている。車両のデザインのことを言っているのではない。経済性を優先するのは分かるが、外国からの観光客も鹿児島中央駅から天文館、ウォーターフロントへの足として数多利用するわけで、多くの乗客が座れるよう、連結車両の導入を検討してもらいたい。それと車窓の風景を楽しめるよう、ボックス席を設けてほしい。

朝の通勤時間帯を過ぎて、10時頃に乗ったのだが、鹿児島駅方面は、この時間でもシートに座れることは難しい。立ったままの高齢者もかなりいる。皆同じ料金を払っているわけだし、改善して欲しい。細やかなお願いですが。

Tram
写真と文の内容は関係ありません。

より以前の記事一覧

無料ブログはココログ