2017年9月
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2017年9月 4日 (月)

相互理解

1942年2月19日、オーストラリア、ノーザンテリトリーのダーウィンに於いて日本軍爆撃機による空爆が始まった。この攻撃による死者は243名を数え、また負傷者も多く、民間施設への被害も甚大だった。爆撃は度々行われ、犠牲者の総数は1000人を超えたそうだ。これほどの事件にもかかわらず、オーストラリア政府はその公表をしなかった。厭戦ムードを避けるためであった。

8月5日に「カウラ事件」の犠牲者への慰霊式がオーストラリアのニューサウスウェールズ州カウラで執り行われた。1944年8月5日、カウラ捕虜収容所に収監されていた日本兵の一部が脱走を決行した。この事件で日本人231名、オーストラリア人4名の死者がでた。この悲劇は日豪両方で秘密にされた。やはり甚大な犠牲者からの悪影響に苦慮したものだった。

暑い日本の夏にも、海外からの観光客の姿が絶える事は無かった。中華圏、東南アジア、大洋州の人々と接しながら、戦争中の惨劇について、お互いに無視する態度も、無知である態度も、相互の理解の向上に役立たないと感じた。史実は史実として正確に把握する。加害者の立場からも、被害者の立場からも。他人行儀な交流は空しいだけだ。

ダーウィンの第2次世界大戦の歴史(オーストラリア政府観光局)

2017年8月22日 (火)

猪熊柔のお母さん

車中でNHKラジオ第2の「お話でてこい」を聴いていた。幼児向けの朗読番組だ。ふと、声に思い当たる節があった。もしかして、猪熊柔の母、猪熊玉緒の声ではなかろうか?

番組のサイトを覗いたら、当たっていた。そう、藤田淑子さんの声だった。懐かしいなあ。「YAWARA!」は大ファンだった。浦沢直樹の作品だ。猪熊柔、猪熊滋悟郎、日刊エヴリーの松田耕作、「お泊りセット」のクニちゃん、高飛車な本阿弥さやか、ノッポの姉ちゃん(伊東富士子)、モアイ顔の花園薫、三鷹瞬とキャラが被った風祭進之介等々。

藤田さんの声は温かみがあって、包容力があって、猪熊虎滋郎の帰りを待ち続けているのに、悲壮感が無く、ホッとしたものだ。ラジオの声ですぐに分かった。地味な役柄だったけど、存在感があった。まさにお母さんの声!

2017年8月 4日 (金)

大事なのはその中身?

東京五輪開催まで3年を切った。関係者各位には匆々たるものがあるだろう。オリンピックをきっかけに、地方も観光客の誘致により一層取り組みたいものだ。鹿児島は連日猛暑が続いているが、この時季でも海外から人々の流れが止まることは無い。中国、台湾、香港などの中華圏の人々の多さは相変わらずだが、ASEAN諸国からの来訪者も増えている。

今年の特徴としては、ヨーロッパからの観光客の姿をよく目にすることか。以前は暑い日本の夏を避けて、7月、8月は彼らをすっかり見かけなくなるのだが、暑い夏の情報は織り込み済みなのだろうか、ポツポツと鹿児島まで足を運ぶ姿を目撃する。

もともとフランス、ドイツから来る人は多かったが、北欧、東欧からの来訪者も結構いる。観光立国で有名なスペインやスイスの人々も多い。あるオランダ人夫婦は、富士山登頂を果たしたらしい。これからの予定を聞くと、種子島のロケット基地を見学するそうだ。

彼らが日本旅行の利点として、治安の良さとチップの煩わしさからの解放を挙げている。またヨーロッパ人の多くは1ヶ月近くをゆっくり、インターネットや"Lonely Planet"等の情報を頼りに日本を楽しんでいる。ステレオタイプなものではなく、新たな発見を求めていることが感じ取れる。

私は観光客の受け入れは、オリンピック開催をあくまで機会として、性急に事を進めるのではなく、着実に環境を整えるのが大切だと考える。英会話のスキルは大切かもしれないが、絶対的な尺度でもない。フランス人は英会話力の修得に熱心でないが、それにもかかわらず、この国を訪れる観光客は後を絶たない。

大切なのは亜寒帯から亜熱帯に及ぶ素晴らしい日本の自然豊かな国土であり、それらに育まれた奥深い日本の文化であり、人である。KAZUO ISHIGUROが来日時の記者会見で、好きな映画は?と問われて、「成瀬巳喜男」と「小津安二郎」の作品を挙げていたのは興味深かった。皆、日本文化の懐の深さに触れたいのかも。

2017年8月 1日 (火)

暑中お見舞い申し上げます。

今年の立秋は8月7日だそうです。

暑さに負けまいと、気を張って毎日過ごしております。

しかし暑い。本当に暑い。

庭のブルーベリーが実を付けました。

涼やかに見えるかどうか、分かりませんが。

皆々様もお体に気をつけて。

平成29年 盛夏

Berry


2017年7月24日 (月)

SIMフリーはお得なんだから!

キャリアとの契約を終え、SIMフリーに乗り換えてから1年経つが、全く問題ない。最初にSIMフリー対応機種を購入する必要があるが、高止まりしているキャリアの契約料とSIMフリーの回線会社のそれの差額分により、その費用も1年位で回収できる。

問題は使用する人のスマホへの依存度だ。自宅に光回線を引いている場合はWi-Fiを使えるし、その方が速い。屋外での利用は極力回線の利用は避け、上手にフリーWi-Fiを活用する。私の場合、回線の利用はメールの確認とか、辞書、難解用語の検索などに使うので、3GBのミニマムプランでも余ってしまう。

音声通話もデータ利用も必要最小限に抑えれば、月額2000円以内に収まる。メジャーな会社を使えば安心だし、料金体系も明瞭だ。流動的なこの業界。長期で考えるよりも、現在のベストを選択するのが賢明。先のことは分からないし、状況が変われば、そのとき考え直せば良い。

2017年7月20日 (木)

醜に鈍感な事の方が問題

自宅階段の踊場に、溜まった通販の段ボールを置いて、すぐに処分するつもりでいたのだが、連日の暑さで億劫になり、そのままにしておいた。それが光景として見慣れると、気にならなくなり、既に一ヶ月が過ぎてしまった。

WBSは東京都が無電柱化に本格的に乗り出すことを報じていた。この問題の最大の阻害要因は、そのコスト高にあったが、番組では低コストの技術のことが紹介され、小池知事が本気なのが分かった。

電柱に限らず、痛々しい波除ブロック、派手で不揃いな看板、甚だ醜い高架橋等、日本の国土には景観を損なうものが多数ある。行政の怠慢を指摘するのは容易い。それよりも、そういった風景に鈍感な我々の方にも問題があると思うが。

2017年7月15日 (土)

香港を垣間見る

鹿児島と香港を結ぶLCCが増便されてから、香港からの観光客が随分増えたように思う。歓迎すべきことだろう。香港が中国に返還されてから20年経つが、その間の環境にも変化があったようだ。香港人は日常語である広東語に加え、中国語(北京語)、英語を流暢に操る。羨ましいかぎりだ。

そんな彼らに、私は以前は「您来自哪里?/どちらから?」と拙い北京語で尋ねたが、最近は広東語と北京語の区別が何となく出来るようになったので、「您是香港人吗?/香港の方ですか?」と言い方を改めた。ちなみにHong Kong/ホンコンは英語の発音であり、北京語では「シャンカン」と発音する。

彼らは中国復帰のことをどのように受け止めているのか?あくまで私の印象なのだが、本人たちは割とクールに受け止めているのでは?彼らには中国人としてのアイデンティティはあるわけで、学校教育でも北京語、広東語の両方を不備無く習得している。私の北京語での問いかけに、嫌な顔をすることはない。

つまり、香港を語る上で、香港が辿った歴史を今一度確認しなければならない。大英帝国と清国との間に1840年、阿片戦争が勃発し、この争いに勝利した英国は清国から領土の一部、香港を譲渡された。これは客観的史実である。そして英国と中華人民共和国との交渉の末、香港は返還され、中国の特別行政区となった。香港は中国の領土であり、これも客観的事実だ。

外国人が香港について、どのような注釈を入れようとも、それは自由かもしれない。しかし香港はこれからも中国の一部であり、香港の将来は中国人が決める事。当たり前の話だ。鹿児島から香港までの飛行時間は3時間20分ほどであり、東京の4時間45分より1時間20分以上短い。人口700万人以上の経済圏、香港。東京なんかに遠慮する事は無い。(笑)

香港の教育(Wikipedia)

2017年5月13日 (土)

文明のゆりかご

以前、イスラエルからの観光客と話したことがあった。私が鹿児島の気候について触れ、「鹿児島の緯度は北緯31度で、エジプトのアレキサンドリアと同じ位である」と説明した。するとイスラエル人の紳士の顔色が変わり、「エルサレムも同じ位だ」とやや怒ったように言った。激情した感じではなく、隣の奥さんが紳士をなだめるような素振りを見せた。紳士も私に悪意が無い事を知ってか、直ぐに機嫌を取り戻した。

やってしまったのである。迂闊だった。日頃、他の国の人に同じような説明をしていたので、無意識にアレキサンドリアを例示した。私が悪い。気をつけていたつもりなのだが、後悔先に立たずだ。日本人は平和ぼけが甚だしいと言われて久しい。私の国際感覚もこの程度だ。

ところで「文明の発祥の地」のことを英語で"Cradle of Civilization"と呼ぶ。cradleとは「ゆりかご」のことで、直訳すれば「文明のゆりかご」となる。他に"from the cradle to the grave"といった言葉もある。一般的に「世界四大文明」を指す。すなわち、エジプト文明、メソポタミア文明、インダス文明、黄河文明のことで、それぞれ大河が流れる肥沃な土地一帯に共通して存在した。小学校で学ぶのかな?

この四大文明のうちの3つまでが現在のイスラム圏の国々と関係深い。もっともイスラム教の成立は西暦610年頃とされているので、文明の成立とは関係ないが、それぞれの地域の人々にはその末裔がイスラム教徒であるという自負心はあるはずだ。

ユダヤ教徒もイスラム教徒も自尊心の高い人々である。2020年を見据えて、海外からの観光客を誘致する動きは賛同できるが、彼らを本気で受け入れる気概を持たないと、恥をかくのは我々の方である。世間知らずでは済まされない。

2017年4月 8日 (土)

ジョージ・タケイ

暖かくなってきて、鹿児島を訪れる外国人も増えてきた。彼らに「どこへ行きました?」と尋ねると、東京、京都が圧倒的なのだが、広島と応える人がかなりいる。原爆資料館へ足を運んだ人が多いのだ。オバマ前大統領が訪問したことの反響が大きいのだろう。

一方で、昨年の暮れ、安部首相がハワイの真珠湾を訪れ、日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者の75年目の慰霊をオバマ氏と共に果たしたことも記憶に新しい。オバマ氏は追悼式典のスピーチの中で、日系アメリカ人の442部隊と、それに従軍したダニエル・イノウエ元アメリカ上院議員のことにも言及した。

太平洋をはさんで、日米間の壮絶な戦争が語られる事は多いが、アメリカ国民であるにも関わらず、日系人であることだけで、不当に差別された彼ら日系アメリカ人の悲劇を知る日本人は多くないと思う。彼らは全財産を没収され、劣悪な環境下の強制収容所へ戦時中収監された。

ジョージ・タケイという名をご存知だろうか。テレビ映画「スタートレック」のヒカル・スールー役の彼だ。もっとも私の年代では「宇宙大作戦」のカトー役の俳優と説明された方がピンと来るかも。ジョージ・タケイ氏は日系二世で、幼少時を約3年間強制収容所で過ごした。

彼の来日時の講演がYouTubeにアップされていたので、紹介する。彼は母国アメリカに裏切られたのに、アメリカを愛していると言う。ビデオの内容は強制収容所や442部隊のこと、また私生活についても触れ、そして民主主義の肝腎を説く。日本語字幕が利用できるので、ご覧頂きたい。


2017年3月23日 (木)

携帯音楽プレーヤー

初代ウォークマンは1979年に発売されたが、思い起こせば、学生時代より携帯音楽プレーヤーは私の生活必需品として存在し、以来それがiPodに替わられ、iPhoneになっても、この機能を手放すことはなかった。そして音質そのものに疑問を挟む事もなかったかもしれない。

だいぶ前の話だが、山下達郎が「山下達郎のサンデー・ソングブック」 のなかで、リスナーの質問に「iPodは余り音が良くないので使わない」と応えていた。そのことは私も理解していたが、プロのコメントには説得力がある。多機能なスマホに過大な期待を寄せる方が悪いので、安価で良質な専用プレイヤーを物色中だった。

amazonの「ポータブルデジタルオーディオプレーヤー」でNO1なのが以下の商品だ。iTunesの使いやすさを考慮すれば見劣りするが、音はかなり良い。というかiPhoneの音はそれ程ではないと悟った。USBケーブルを介して簡単にファイルをマックから転送できるし、アップルのMPEG-4ファイルも難なく取り込める。

iPhoneに多分な負荷をかけないためにも(バッテリーの消耗が激しいので)、安価で良質な以下の製品をお勧めする。


購入時の値段は2799円で、更に安かった。

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